アビバのファンドがXRPLで提供開始
アビバがアイルランド当局の承認を受け、XRP Ledger上で米ドル建てファンドのトークン化クラスを開始。
アビバ・インベスターズは、「Aviva Investors USD Liquidity Fund」のトークン化されたシェアクラスを立ち上げた。この商品はXRP Ledger(XRPL)上で運用され、一定の要件を満たす機関投資家が利用できる。導入にあたっては、アイルランド中央銀行の承認を取得している。
新しいシェアクラスは、従来型ファンドと同じ投資目的、リスク特性、流動性、投資家保護の仕組みを維持している。ブロックチェーン技術は、ファンド持分の発行と管理に活用される。
投資家は、ファンド持分をデジタルウォレットで保有できる。一方、ファンドの資産は従来と同じ預託機関に保管される。トークン化された持分のカストディサービスはKomainuが提供し、発行・管理に必要なインフラはLicuidoが担当する。
アビバ・インベスターズとRippleは、7月30日に商品の提供開始を発表した。これは2月に締結された提携の成果であり、アビバ・インベスターズにとって初のトークン化ファンドとなる。また、Rippleにとっても、欧州の資産運用会社との初の協業事例となった。
今回のプロジェクトは、より広範な計画の第一段階に位置付けられている。両社は2026年以降、XRPL上でさらに多くの規制対象ファンドを提供する方針だ。
このファンドは、アイルランドのUCITS(譲渡可能証券への集合投資事業)制度に基づいて運用される。アビバによると、トークン化されたファンド構造に対するアイルランド中央銀行の承認は、同国で初めての事例だという。規制当局の監督は、ガバナンス、資産の保管、投資家保護などを対象としている。
XRPLでは、これまでに40億件を超える取引が処理されており、約800万のアクティブウォレットと130以上の独立したバリデーターを擁している。過去には、Archaxのプラットフォームを通じて、abrdnのトークン化マネー・マーケット・ファンドも同ネットワーク上で提供されている。