ビットコイン下落でストラテジーが82億2,000万ドルの損失

ビットコイン価格の下落が保有資産を直撃し、ストラテジーは四半期で巨額の赤字を計上した。

ビットコイン下落でストラテジーが82億2,000万ドルの損失

ストラテジーは2026年第2四半期に、82億2,000万ドル(1株当たり24.45ドル)の純損失を計上した。前年同期には100億2,000万ドルの純利益を上げていた。業績が大幅に悪化した主な要因は、ビットコイン価格の下落だった。

7月末時点で、ビットコイン1枚の価格は約6万4,915ドルだった。この価格に基づくと、同社が保有するビットコイン全体の評価額は約548億ドルとなる。一方、取得に投じた総額は639億ドルに上る。

その一方で、ストラテジーは財務基盤の強化も進めている。年初から市場での株式発行を通じて170億6,000万ドルを調達した。5月には、額面から8%割り引いた価格で15億ドル相当の転換社債を買い戻した。これにより、同社の転換社債関連の債務は82億1,000万ドルから67億1,000万ドルに減少した。

また、ストラテジーは37億5,000万ドルの現金を確保している。最高財務責任者(CFO)のアンドリュー・カン氏によると、この資金は優先株の配当と利払いを2.1年以上にわたって賄える規模だという。

同社は保有するビットコインの一部売却にも乗り出した。新たな収益化プログラムによる今年の収入は約2億1,840万ドルに達し、優先株の配当資金として活用されている。これは、ビットコインを購入して長期保有するという従来の方針からの転換を意味する。

さらに、同社は約2,500万ドル相当のSTRC優先株を買い戻した。平均買い戻し価格は1株当たり86.53ドルで、額面価格の100ドルを約13%下回る。ストラテジーは、同株が100ドル未満で取引されている限り、買い戻しを続ける方針を示している。

マイケル・セイラー氏は、ストラテジーが引き続きビジネスモデルの発展に取り組んでおり、「デジタル・クレジット」を新たな資産クラスとして確立することを目指していると強調した。決算発表後、同社株は時間外取引で小幅に下落した。

Share