カルダノ、ADA価格低迷の中で過去最高水準のユーザー活動を記録
カルダノはADA価格が低迷する中、数年ぶりとなる高水準のユーザー活動を記録した。
カルダノは、暗号資産ADAの価格が2020年末以来の安値圏で推移する一方、アクティブアドレス数がここ数年で最高水準に達した。
6月25日にSantimentが公開したデータによると、ネットワーク上のユーザー活動とSNS上でのカルダノに関する言及数がともに大きく増加している。このようにネットワークの利用が活発化しているにもかかわらず、ADA価格が上昇していない状況は珍しいケースだ。
一方で、カルダノが注目を集めている理由は好材料だけではない。創設者チャールズ・ホスキンソン氏が、エコシステム内で開発が進められている一部プロジェクトは成功しない可能性があると発言したことで、SNSでは否定的な意見が目立つようになった。また、同氏は公の場での発信を控える姿勢を見せており、さらに財務基金(トレジャリー)の資金配分を巡る議論もコミュニティ内の対立を深めている。
市場心理が低迷している一方で、カルダノの開発は着実に進められている。同ネットワークは現在も、開発者の活動が最も活発なブロックチェーンの一つとして継続的に評価されている。
Santimentのアナリストによると、今回と似た状況は過去にも2度確認されている。いずれのケースでも、アクティブアドレス数とSNS上での注目度が急増し、投資家心理が極端に弱気へ傾いた後、ADA価格は短期的な反発を見せたという。アナリストは、過度な悲観ムードは短期的な反発のシグナルとなる場合があり、ネットワーク活動の活発化はトークン取引の増加を示している可能性があると分析している。
ただし、今回のアクティブアドレス増加が新規ユーザーの流入によるものなのか、それとも既存のADA保有者による取引活発化なのかは現時点では明らかになっていない。Santimentのデータでは両者を区別することはできない。また、規制を巡る不透明感やアルトコイン市場全体の低迷も依然としてリスク要因となっている。今後数日間で、このネットワーク活動の活発化がADA価格の短期的な反発につながるのか、それとも一時的な動きに終わるのかが注目される。