ブラックロックが暗号資産に注目
ブラックロック:「トークン化」は伝統的金融と暗号資産をつなぐ架け橋になる
ブラックロックの経営陣は、トークン化が伝統的な金融システムと暗号資産業界を結びつける“欠けていたピース”になり得ると強調している。数年前まで暗号資産市場を慎重に見ていたラリー・フィンク氏とロブ・ゴールドスタイン氏は、いまではその発展を公然と支持している。The Economist に寄稿した記事の中で、彼らはトークン化が既存の仕組みに取って代わるものではなく、両者がより密接に連携できるようにするものだと主張する。
彼らはこの変化を、両側から同時に建設される「橋」に例えている。片方には伝統的な金融機関が立ち、もう片方にはブロックチェーン技術を活用する企業が立つ。将来的には、株式から暗号資産まで、さまざまな資産を1つのデジタルウォレットで保管・取引できるようになると見ている。
13.4兆ドル以上の資産を運用するブラックロックは、この分野ですでに積極的に動いている。2024年3月には、世界最大規模となる28億ドルのトークン化マネーマーケットファンドを立ち上げた。フィンク氏とゴールドスタイン氏は、暗号資産バブル期の投機によって見えにくくなっていたトークン化の本当の可能性が、ここ数年でようやく明確になってきたと述べている。
同時に、この市場が健全に発展するためには適切な規制が不可欠だとも指摘する。彼らの考えでは、ルールは一貫性があり、リスク評価は伝統的な金融商品とトークン化された商品とで同じ基準で行われるべきだという。また、過去にETFがたどった道を振り返り、それが債券取引をより容易にしたことにも触れている。