6600万ドル相当の暗号資産窃盗未遂で10代2人を拘束

米アリゾナ州で6600万ドル相当の暗号資産を狙った未遂事件で、カリフォルニア州の高校生2人が拘束された。

6600万ドル相当の暗号資産窃盗未遂で10代2人を拘束

カリフォルニア州の高校に通う10代の少年2人が、アリゾナ州スコッツデールで発生した住宅侵入事件に関連して拘束された。当初、事件の目的は不明だったが、警察が事情聴取を行った結果、標的は約6600万ドル相当の暗号資産だったことが判明した。

事件は1月31日(土)の午前10時45分ごろに発生した。住宅内から叫び声が聞こえるとの通報を受け、警察が現場に急行。到着した警官は助けを求める声を聞き、成人男性と襲撃者の1人がもみ合っているのを確認した。警察が正面から家に入ってきたことに気づいた容疑者らは、裏口から逃走した。

2人は青いスバル車で逃走を図ったが、追跡の末、行き止まりの道路で確保された。1人はサン・ルイス・オビスポ出身の17歳、もう1人はモロ・ベイ出身の16歳で、いずれもカリフォルニア州の高校生だった。

容疑者らは、事件以前に互いを知らなかったと供述している。捜査当局によると、2人は暗号化通信アプリ「Signal」を通じて身元不明の人物から勧誘を受けたという。変装用の衣類や拘束用具を購入するためとして1000ドルを受け取り、居住地から約600マイル離れたスウィートウォーター・ランチ地区の住宅住所を指定された。住人に暗号資産を引き渡させることが目的だったとされる。

現場からは、UPSの配達員に似た衣服、結束バンド、粘着テープ、そして3Dプリンターで製造された銃器が発見された。また、容疑者の1人の母親は、息子の携帯電話に届いたメッセージを読んで不審に思い、事前にカリフォルニア州警察へ連絡していたが、その情報がアリゾナ州の警察に届いたのは事件後だった。

少年2人はマリコパ郡の少年収容施設に送られ、暴行、誘拐、第二級住居侵入などの容疑で起訴された。その後、5万ドルの保釈金で釈放され、電子監視下に置かれている。警察は住人にけが人が出たかどうかは明らかにしていないが、家主の成人した息子が事件中に身を隠し、通報に成功したことは確認されている。

現時点では、事件を指示した人物の特定には至っていない。容疑者らは、オンライン上で連絡を取った匿名の人物としか接触しておらず、首謀者の正体は分からないと主張している。捜査当局は、被害者やその暗号資産の状況を把握していた第三者が関与している可能性も視野に入れ、捜査を継続している。

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