ビットコインを約束する詐欺師に注意
詐欺師は架空のビットコインを餌に手数料を要求しますが、これは典型的な金銭詐欺です。
近年、金融アドバイザーや暗号資産関連企業を名乗る人物から、「あなたの氏名やメールアドレスに多額のビットコインが割り当てられている」という内容の連絡を受け取る人が増えています。詐欺師は、その資金が不明なウォレットに保管されており、出金を待っていると主張します。
手口はほぼ同じです。連絡してきた人物は、そのビットコインや他の暗号資産が確かに被害者のものであると信じ込ませ、回収するためには事前に一定の費用を支払う必要があると言います。多くの場合、資金総額の約3%にあたる「取引手数料」や、いわゆる「真正性証明書」のためとして数千ドルの追加支払いを求められます。
詐欺師は時間的なプレッシャーを与えるため、支払いが遅れると資金が失われたり凍結されたりする可能性があると警告します。また、公式に見える書類や偽のウェブサイト、正規機関を思わせる名称を使って信頼性を装うことも少なくありません。
しかし実際には、そのようなビットコインは存在しません。本物の取引所やウォレットが、資金を引き出すために事前の支払いを要求することは一切ありません。このような文脈で使われる「真正性証明書」は完全な作り話で、何の価値もありません。
最も有効な対策は、安易に信用しない姿勢を保つことです。突然連絡してきて、前払いと引き換えに大金を約束する話は、ほぼ間違いなく詐欺です。そのような場合、送金や個人情報の提供は行わず、速やかに連絡を断つべきです。
また、正規の暗号資産取引所やその担当者が、資金の解除や確認を理由に別のウォレットへ送金を求めることはありません。正当なプラットフォームが、メールやメッセージのリンクから不審な外部アプリのインストールを求めることもありません。こうした要求は、詐欺や金銭搾取を目的とした明確な危険信号です。