アメリカ建国250周年で250件の恩赦へ

トランプ大統領はディディへの恩赦を検討。一方、サム・バンクマン=フリード氏の恩赦申請は審査待ちのままとなっている。

アメリカ建国250周年で250件の恩赦へ

アメリカは今日、独立宣言から250周年を迎えた。ドナルド・トランプ大統領は、この節目を記念して最大250件の恩赦を与える可能性があると以前から示している。対象者の全容は明らかにされていないが、ホワイトハウスで検討されている人物の一人として、トランプ氏と私的な面識があったとされるショーン・“ディディ”・コームズ氏の名前が挙がっている。一方で、サム・バンクマン=フリード氏の恩赦申請については、依然として結論が出ていない。

CBSニュースによると、トランプ氏はディディ氏を含む複数の著名人による恩赦申請を非公開で検討しているという。ディディ氏は2025年、売春を目的とした人物の移送に関する2件の罪で有罪判決を受け、4年以上の禁錮刑に服している。一方で、人身売買や組織犯罪への関与といった、より重大な罪については無罪となった。

これまでにトランプ氏が恩赦を与えたのは、大気汚染物質の排出規制違反で有罪となった6人に限られている。関係者によれば、金曜日にホワイトハウスで開かれた会合では、大気浄化法(クリーンエア法)に関する案件のみが協議されたという。このことから、コームズ氏のような注目度の高い案件については、いまだ最終判断が下されていないとみられる。

一方、サム・バンクマン=フリード氏をめぐる状況は変わっていない。暗号資産取引所FTXの創業者である同氏は、25年の禁錮刑を言い渡された後の6月8日に正式な恩赦申請を提出したが、現在も審査中のままである。トランプ氏は今年1月の時点で恩赦を与える考えはないと表明しており、6月には連邦控訴裁判所が再審請求を退けた。

バンクマン=フリード氏にとって最大の障害となっているのは、FTX事件の規模の大きさだ。検察は被害額を約80億ドルと試算しており、シンシア・ラミス上院議員とルーベン・ガジェゴ上院議員も、同氏への恩赦に反対する決議案を提出している。

Share