新しいFRB議長の発表が間近に

トランプ大統領、次期FRB議長の最終調整へ

新しいFRB議長の発表が間近に

ドナルド・トランプ大統領は、ジェローム・パウエル議長の後任となる次期連邦準備制度(FRB)議長の指名発表に近づいている。パウエル議長の任期は5月に満了し、最終面接は今週始まる予定だ。フィナンシャル・タイムズによれば、トランプ大統領と財務長官のスコット・ベッセント氏は、水曜日にFRB元理事のケビン・ウォーシュ氏と会談する予定だという。とはいえ、依然として最有力候補は国家経済会議(NEC)議長のケビン・ハセット氏だ。

ハセット氏が優位に立っている理由は、以前からトランプ大統領の「積極的な利下げ」の要求を支持してきたためだ。より強力な利下げに慎重で批判も受けたパウエル氏とは対照的に、ハセット氏は12月に0.5ポイントの利下げの可能性さえ公然と支持している。ただし、中央銀行の独立性は必ず維持すると強調している。

候補者リストには他にも、FRBのクリストファー・ウォーラー氏やミシェル・ボウマン氏、そしてブラックロックのリック・リーダー氏が残っている。いずれの候補も、貿易政策の圧力や関税による不確実性を背景に、借入コストの引き下げに前向きだ。

最終決定は年末までに下される見通しで、選考プロセスはベッセント氏が主導している。トランプ大統領は、FRBの政策方針を早期に転換することを期待しているようだ。

一方、市場では次回のFOMC会合に向けた準備が進んでいる。秋に2度の利下げが行われ、過去15か月で合計1.5ポイント引き下げられた後、一部の政策担当者は現在の金利は「中立的な水準」に達したと見ている。だが、政策が依然として厳しすぎると主張する声もあり、再び意見が割れる可能性がある。それでも、多くの市場関係者は12月10日の追加利下げを予想しているが、パウエル議長は「確定ではない」と警告している。

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