取引所が「ホワイト・ホエール」に謝罪
MEXC取引所、トレーダーの資金3百万ドル凍結を謝罪
暗号資産取引所のMEXCは、トレーダー「ホワイト・ホエール(White Whale)」の約300万ドルの資金を「リスク管理上の理由」として凍結し、本人がマレーシアに出向いて説明するよう求めていた。
しかし、この騒動はついに決着を迎えた。資金が凍結されてから約3か月後、MEXCの最高戦略責任者(CSO)である**セシリア・シュー(Cecilia Hsueh)**氏が公に謝罪し、資金がすでに返還されたことを確認した。シュー氏はX(旧Twitter)への投稿で、「ユーザーへの対応において重大な誤りがあった」と認めた。
「ホワイト・ホエール氏に謝罪します。資金はすでに返還され、いつでも引き出すことができます。私自身、感情的になり、コミュニケーションの面で誤りを犯しました」とシュー氏は述べた。
資金凍結の判断と遅れた謝罪は、暗号資産コミュニティ内で大きな波紋を呼んだ。8月にはホワイト・ホエール氏がMEXCに対抗するため、200万ドルを投じたSNSキャンペーンを開始し、後に予算を250万ドルに増額。取引所が「資金を取り戻すためにはマレーシアに来るよう圧力をかけてきた」と主張している。
最終的に資金は解放されたものの、多くのユーザーはMEXCの対応を依然として批判している。ホワイト・ホエール氏は、取引所の謝罪が曖昧で、当初MEXCが自分を「犯罪者」や「詐欺師」と示唆した点に触れていないと不満を示した。
また、彼は今回の件で終わりにしないと宣言した。数百件にも及ぶ同様の被害があるとし、他のユーザーが凍結資金を取り戻せるよう支援する意向を明らかにした。さらに、取り戻した300万ドルすべてを、自身のキャンペーンを支援した2万人のフォロワーや非営利団体に寄付すると表明している。
ネット上ではホワイト・ホエール氏を支持する声が多数上がっている。
「お金が戻ってよかったけど、普通のユーザーにはここまでの影響力はない。取引所は世論の圧力でようやく動いただけだ」と、Redditのユーザーがコメントしている。
ブロックチェーン分析企業Nansenによると、MEXCの公開謝罪後、同取引所のネイティブトークンMXの価格は約**2.6%**下落したという。