偽のLedgerウォレットに注意

偽造Ledgerデバイスが、暗号資産と個人データを盗むために使用されています。

偽のLedgerウォレットに注意

研究者が、ユーザーデータと暗号資産の両方を盗む目的で作られた偽のLedgerハードウェアウォレットを発見しました。

暗号資産の世界では、新たな脅威が登場しています。今回は、一見すると本物のように見えるものの、実際にはユーザーの資産を狙って設計された偽のハードウェアウォレットが問題となっています。

この問題は、ある人気の中国系ECプラットフォームで購入されたデバイスの分析によって明らかになりました。価格は公式ストアとほぼ同じで、パッケージや商品ページも信頼できるように見えました。しかし、公式アプリ「Ledger Live」に接続した際、デバイスが認証テストに失敗したことで、最初の異変が発覚しました。

ウォレットを分解した結果、ユーザーの機密情報を取得できるように改変された部品やソフトウェアが見つかりました。内部には、正規品には存在しない追加の通信モジュールなども含まれており、意図的に改造されたことが明らかです。

詐欺の手口は非常に巧妙です。パッケージにはQRコードが同梱されており、偽のアプリへと誘導されます。インストール後、ユーザーにはデバイスの正当性を示す偽の確認メッセージが表示されます。その後の手順で、ウォレットへのアクセスに必要なシードフレーズの入力を求められることがあり、これによって攻撃者は資産を完全に掌握してしまいます。

さらに詳しい分析により、このデバイスはLedger Nano S Plusを装っているものの、実際にはEspressif Systems製のコンポーネントを使用していることが判明しました。

この事例は、サイバー犯罪者の手口がいかに高度化しているかを示しています。暗号資産を保管するためのデバイスを購入する際には、オークションサイトなどで安さを追求するべきではありません。こうした機器は、必ずメーカーの公式サイトから購入することが重要です。

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