SBFはいまだ恩赦を待ち続ける

トランプがジェンティルの刑期を短縮する一方、SBFには動きなし**

SBFはいまだ恩赦を待ち続ける

ドナルド・トランプ前大統領は、GPBキャピタル元CEOのデイビッド・ジェンティルの刑期を短縮したことで、再び注目を集めている。ジェンティルは数千人の投資家を欺いたとして7年の実刑判決を受けていたが、わずか12日で刑務所を出所した。彼の刑は大幅に軽減され、さらに重要なことに、科されていた罰金や返還義務などすべての金銭的制裁が取り消された。つまり、検察が「偽りの運用実績で投資家から約16億ドルを集めた」と指摘した件についても、彼はその資金を返還する必要がなくなったということだ。

この決定は大きな物議を醸している。ホワイトハウスは、バイデン政権下での検察の「誤り」を理由として説明し、事件が不適切にポンジ・スキームとして扱われたことや、ジェンティル本人が偽証に関する懸念を示していたことを指摘した。一方、トランプの側近や恩赦を担当する顧問たちは、この決定を「セカンドチャンス」を与えるものだと擁護している。

その一方で、サム・バンクマン=フリード(SBF)は、トランプが自分の恩赦を検討している兆しすら得られずにいる。SBFはFTX破綻に関連する巨額の不正行為で有罪判決を受けており、バイデン陣営への献金歴があることも、現大統領であるトランプにとっては不利に働いている。賭け市場でも評価は低く、Polymarketではわずか2%、Kalshiでも4%にとどまっている。

それでもSBFは諦めていない。彼の両親はトランプ関係者に働きかけ、事件を「政治的動機によるもの」として訴えている。バンクマン=フリード本人もSNSで積極的に発信し、FTXは倒産時に十分な資産を持っていたと主張するほか、同じ刑務所区画に収容されていたホンジュラス前大統領フアン・オルランド・エルナンデスへの恩赦を称賛するなど、トランプの判断を公に支持している。

しかし現時点では、トランプがSBFに対してジェンティルと同様の恩赦を与える兆候は見られない。家族の働きかけや「政治的迫害」という主張にもかかわらず、トランプはFTX創設者の名前を一貫して口にしていない。バンクマン=フリードの行く末がどうなるかは、来年にならないと明らかにならないだろう。

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