Fusaka が始動

Ethereum、Fusaka アップグレードを公開:何が変わるのか

Fusaka が始動

Ethereum は本日、Fusaka アップグレードを公開しました。正式な稼働は 2025 年 12 月 3 日 21:49(UTC)に予定されています。最大の目玉は、データ可用性技術である PeerDAS です。これにより、ノードはブロブデータの 1/8 だけを保存すればよくなり、必要なハードウェア要件が大幅に下がります。また、Layer 2 ソリューションのスケーラビリティが理論上最大8倍向上するとされています。

これは、2025年における2つ目の大型アップグレードで、5月に行われた Pectra ハードフォークに続くものです。Pectra では ETH 価格が 29%上昇したことでも知られています。Fusaka は実行レイヤー「Osaka」とコンセンサスレイヤー「Fulu」の改善を組み合わせることで、ネットワークのスケーラビリティ・セキュリティ・効率性をさらに強化します。ブロブ容量の増加はデータ可用性の向上とロールアップの運用コスト削減につながります。

中心的な役割を果たすのが PeerDAS で、ランダムサンプリングによるデータ検証を可能にします。これにより、メモリや帯域幅の負荷を大幅に抑えつつ、データの完全な可用性を維持できます。ロールアップはより多くの取引量を処理でき、手数料も下がる見込みです。

さらに、将来的にハードフォークを行わなくてもブロブ関連のパラメータを柔軟に調整できる機能や、複数のセキュリティ強化策も導入されます。たとえば、ネットワーク負荷に応じたブロブ手数料の調整や、1 取引あたり 16,777,216 ガスの上限設定などが含まれます。

ユーザー向けの大きな利便性として、secp256r1 署名がサポートされたことが挙げられます。シードフレーズ不要のパスキー型ログインが可能になり、機関投資家の採用が進む可能性があると、Sharplink の Joseph Charom も強調しています。

一方でアナリストたちは、Pectra との単純な比較には慎重です。Pectra での価格上昇は、マクロ環境の追い風という要因も大きく影響していました。Fusaka では、Layer 2 エコシステムの長期的な成長や機関資金の流入のほうが重要になる可能性があります。このアップグレードはあくまでインフラ面の強化に重点を置いたもので、Ethereum が他のネットワークに対して競争力を高める一方、必ずしも即時の市場反応につながるとは限りません。

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