韓国、政府主導による初のステーブルコイン実証実験を開始へ
韓国は8月、公共決済への活用を検証する政府初のステーブルコイン実証実験を開始する。
韓国は8月、政府主導による初のブロックチェーンベースのステーブルコイン実証実験を開始する。実証期間は8か月間で、2027年2月まで実施される予定だ。このプロジェクトは、韓国最大の人口を擁する京畿道(キョンギド)が、ブロックチェーン企業ZKryptoと共同で進める。
今回の実証実験の目的は、ステーブルコインが地域決済システムや公共支援プログラムにおける給付金の支払いに活用できるかを検証することにある。
第1段階では、デジタル通貨の発行、流通、決済プロセスの検証を行う。その後、10月から12月にかけては、利用者のプライバシー保護、不正利用の防止、さらに公共給付制度への活用可能性について重点的に検証する予定だ。
ZKryptoによると、実証実験ではゼロ知識証明(Zero-Knowledge Proofs)技術を採用し、利用者のプライバシーを保護しながら二重支払い(ダブルスペンディング)を防止する。また、ステーブルコインを裏付ける準備資産の保有状況を継続的に確認できる「Proof of Reserves」の仕組みも導入される。
ZKryptoは、このプロジェクトが米ドル連動型ステーブルコインの世界的な普及が進む中で実施されると説明している。同社は、韓国独自のステーブルコイン基盤を整備することが重要だと考えており、今回の実証実験を通じて、国内で発行されるデジタル資産が公共部門の金融サービスを支えることができるかを評価する方針だ。