バークレイズ、独自のブロックチェーン基盤の構築を検討
バークレイズは、決済および預金のトークン化に向けたブロックチェーン基盤を検討している。
英国の大手銀行バークレイズは、ブロックチェーン技術を活用した独自プラットフォームの立ち上げを検討している。Bloombergの報道によると、ロンドンに本拠を置く同銀行は、新たな決済システムや各種金融プロセスの構築に向けて、技術提供企業との協議を進めているという。
本プロジェクトの目的は、銀行業務に分散型ソリューションを取り入れることにある。計画が実現すれば、バークレイズはすでに同様の技術開発を進めているJPMorgan ChaseやHSBCといった世界的金融機関の仲間入りを果たすことになる。
Bloombergが引用した関係者によれば、新たなプラットフォームではステーブルコインの発行や、一部資産のトークン化が含まれる可能性があるという。トークン化とは、従来の銀行預金やその他の金融商品を、分散型台帳上に記録されたデジタルトークンとして表現する仕組みを指す。
JPMorgan Chaseは2019年に米ドル建てのJPM Coinを導入し、トークン化預金を活用した決済を実現した先駆者の一社だ。一方、HSBCも近年、ブロックチェーンを基盤とした決済分野を拡大し、顧客にトークン化預金サービスを提供している。
大手金融機関は現在、ブロックチェーン技術の可能性をこれまで以上に積極的に模索している。分散型ネットワークを活用することで、業務の透明性向上、中間業者の削減、そして決済処理の迅速化が期待されている。