トム・リー:下落の90%はすでに終了した可能性
トム・リーは、暗号資産とテック株の下落の大部分はすでに終わった可能性があると指摘している。
アナリストのトム・リーによると、金融市場は直近の下落局面の終わりに近づいている可能性がある。CNBCのインタビューで彼は、価格の底が形成され始めている兆しが見られると述べた。これは暗号資産市場や一部のテクノロジー企業にも当てはまるという。
イーサリアムの準備資産を管理する企業BitMineの責任者であり、Fundstratの共同創業者でもあるリー氏は、現在の状況を考えると市場は予想以上に健全に推移していると強調した。地政学的な緊張やマクロ経済の不確実性が続く中でも、投資家は過去ほど急激な反応を示していない。
また彼は、米国が関与する紛争のエスカレーションを望む人は誰もいないと指摘する。しかし、ネガティブなニュースが流れる状況でも市場は比較的安定している。これは投資家が徐々に悪いニュースを織り込みつつあり、市場が転換点に近づいている可能性を示すシグナルの一つだという。
もう一つの底打ちの兆候として、リスクの高い資産の底堅さが挙げられる。リー氏は、不安材料が多いにもかかわらず、一部の市場が安定を保っている点に注目している。また、金価格が下落する一方で株式市場が上昇するような状況にも言及し、これは市場が徐々に調整を終えつつある可能性を示していると述べた。
リー氏によれば、3月は市場が底を形成する時期になる可能性がある。彼は、テクノロジー企業、とりわけ「Mag7」と呼ばれる巨大企業群、そして暗号資産市場における下落の約90%はすでに過ぎ去った可能性があると見ている。もしこれらの資産が再び上昇を主導し始めれば、それは市場全体にとって前向きなシグナルになるだろう。