XRPL、大規模アップグレードに向けて準備完了

XRP Ledgerはバージョン3.2.0の導入を控え、ネットワークの高い安定性を維持している。

XRPL、大規模アップグレードに向けて準備完了

XRP Ledger(XRPL)は、大型アップデートとなるバージョン3.2.0の導入に向けて準備を進めている。リリースを前に、Rippleの元CTOでありXRPLの主要開発者の一人であるデビッド・シュワルツ氏は、ネットワークが安定した状態で稼働していることを強調した。

6月17日、シュワルツ氏はアップグレード作業を実施するため、自身のXRPLハブを一時的に停止した。当初、メンテナンス時間は約10分と見込まれていたが、ソフトウェアの停止処理に予想以上の時間を要したため、実際には18分弱かかった。作業完了後、同氏はシステムが正常に動作していることを確認した。

公開されたデータによると、XRPLは過去1か月間にわたり高い安定性を維持していた。この期間中に報告された大きなトラブルは、ノード間の接続障害が1件のみであり、これは台帳自体の問題ではなく、局所的なネットワーク障害が原因だった可能性が高いとされている。

バージョン3.2.0では、パフォーマンス、セキュリティ、スケーラビリティの向上が予定されている。また、Single Asset Vaults、Lending Protocol(XLS-66)、分散型取引所(DEX)、Multi-Purpose Tokens(MPT)に関連する複数の不具合修正も含まれている。

今回のアップデートにおける最も重要な変更点の一つは、既存のサーバーソフトウェア「rippled」が、新しい名称である「xrpld」へ移行されることだ。ノード運営者は、XRPL開発チームが公開した公式ガイドラインに従って移行作業を行う必要がある。

現在のネットワークデータによれば、XRPLノードの約14%がすでに新バージョンを稼働させている。開発チームは、このアップデートによってメモリ使用量を最大40%削減できる可能性があると見積もっており、インフラ運用コストの低減や、資産のトークン化および決済サービスのさらなる発展にもつながると期待している。

シュワルツ氏がネットワークの安定性に関するデータを公表した背景には、メインネットへのアップデート導入を前に、提携企業や金融機関の信頼をさらに高める狙いがある。

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