フィデリティのアナリスト、市場の底打ちの可能性を指摘

フィデリティは、6万ドルがビットコインの底値となり、新たな上昇サイクルの始まりになる可能性があると示唆。

フィデリティのアナリスト、市場の底打ちの可能性を指摘

Fidelity Investmentsのグローバル・マクロ部門ディレクターであるジュリエン・ティマー氏は、6万ドルという水準が現在のビットコイン市場サイクルの底値となる可能性があると考えている。同氏によれば、最近の価格下落は数か月前に示していたサポートゾーンを確認する動きであり、その時点で4年間続いた強気相場の終了を予測していたという。

ティマー氏は、前回の上昇サイクルは正式に終了し、市場は現在、調整および持ち合いの局面に入ったと指摘する。今回の急落は激しいものであったものの、ビットコインが資産として成熟しつつあることを示しているとの見方だ。機関投資家の参入が拡大するにつれ、価格変動(ボラティリティ)は徐々に低下していくと予想している。また、仮に現在の弱気相場が痛みを伴うものであっても、6万ドルという水準は過去のサイクルと比較してはるかに高い底値であると強調する。いわゆる「暗号資産の冬」と比べれば、今回の調整は比較的浅いものだと評価している。

さらに同氏は、最悪の売り局面はすでに終わった可能性があると示唆する。今後数か月にわたり市場が落ち着き、投資家がポジションを積み上げる期間を経た後、再び循環的な上昇トレンドへ移行する可能性があるという。これらの見通しはテクニカル分析モデルおよび過去のサイクルの繰り返しパターンに基づいているが、過去の動きが将来を保証するものではないとも付け加えている。同氏の見解では、次の上昇波が最終的に過去最高値の更新につながる可能性がある。

ティマー氏は、市場が現在は弱含みの局面にあると認めつつも、それが長期的な崩壊を意味するものではないと強調する。今後数か月で状況が安定し、価格が落ち着けば、投資家が徐々に買いに戻る局面が訪れる可能性がある。その結果、市場は次の成長段階へ向けた準備を進めることになるだろう。

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