金融系インフルエンサーが刃物で襲われる
株式投資系YouTuberが、投資で損失を出したとされる視聴者に刺されました。
韓国で、株式投資に関する情報を発信していたYouTuberが、自身の視聴者から刃物で襲われる事件が発生しました。地元メディアによると、容疑者は動画で紹介された銘柄に投資した結果、多額の損失を被り、その不満が犯行につながった可能性があるとみられています。
事件は7月13日の朝、釜山市・南区(ナムグ)の商業施設で発生しました。韓国紙『朝鮮日報(The Chosun Ilbo)』によると、20代の男がYouTuberを襲い、顔や体を複数回刃物で刺したということです。
容疑者は現場から逃走しましたが、およそ2時間後にホテルで警察に逮捕されました。警察は殺人未遂の容疑で男を立件し、拘束令状を請求しています。
被害者は40代の男性で、顔や体にけがを負いましたが、一命は取り留めました。現在、命に別状はないと発表されています。
『朝鮮日報』によると、逮捕された男は被害者が運営する投資系YouTubeチャンネルの登録者でした。韓国メディアの一部は、容疑者が動画で紹介された銘柄を購入し、大きな損失を被ったと報じています。その積み重なった不満が事件の背景にある可能性が指摘されていますが、警察は動機について現在も慎重に捜査を進めており、正式な結論には至っていません。
韓国当局は、事件に関わった双方の氏名を公表していません。捜査中の案件であることから、現地メディアでは慣例に従い「A氏」「B氏」と表記されています。非公式には、被害者がYouTubeチャンネル「Winners TV」の運営者であるとの情報もありますが、現時点で公式な確認は行われていません。
今回の事件は、投資情報を発信するインターネット上のインフルエンサーの影響力の大きさにも改めて注目を集めています。豊富な経験を持つ専門家を名乗り、多くのフォロワーを抱える発信者であっても、投資の成功を保証できるわけではありません。金融の専門家は以前から、投資には常にリスクが伴うことを理解し、失っても生活に支障のない範囲の資金で運用するとともに、SNS上のインフルエンサーの助言だけに頼って投資判断を下さないよう呼びかけています。