暗号資産市場の取引量が明確に減少

暗号資産の取引量が減少し、特にアルトコインと個人投資家の活動が鈍化している。

暗号資産市場の取引量が明確に減少

暗号資産市場における取引量の減少は、主要な取引所のデータや分析レポートにおいてますます明確になってきている。この傾向は主にアルトコインに見られるが、市場全体にも広がっている。

最も分かりやすい例の一つがBinanceの状況である。同取引所ではアルトコインの取引量が、2025年のピーク時と比較して最大で80〜85%も減少し、約77億ドルの水準まで落ち込んだ。これは主要な暗号資産以外での取引が大きく縮小していることを示している。

同様の傾向はCoinbaseの業績にも表れている。取引収益は前年の15億6,000万ドルから9億8,270万ドルへと減少した。特に個人投資家の活動は45%も減少しており、個人投資家の市場からの撤退が明確に見て取れる。

市場の流動性にも変化が見られる。Kaikoのデータによると、ビットコインの市場深度は7億6,600万ドルから5億3,500万ドルへと低下した。流動性の低下は、単一の注文による価格への影響が大きくなることを意味する。

これらのデータは、より広い市場環境を反映している。CoinGeckoによれば、暗号資産の時価総額は2025年第4四半期に23.7%、前年比でも10.4%減少した。市場価値の下落は、取引量の減少に直結する。

また、低い取引量は市場に流入する情報の不確実性や変動の大きさにも起因している。例えば、中東での紛争に関する報道は投資家心理を急激に変化させる可能性がある。このような状況では市場はジェットコースターのように動き、ロング・ショート双方のポジションが頻繁に清算される。急激な価格変動は強制決済やポジションの解消を引き起こし、投資家がポジションを維持する意欲を低下させ、結果として取引活動の縮小につながる。

Reutersによると、変動性が高まった局面では約25億ドル規模のポジション清算が発生した。このような事象はレバレッジの利用を抑制し、トレーダーの活動をさらに低下させる要因となっている。

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