ロバート・キヨサキ氏、金の買い時を見極める姿勢を維持
ロバート・キヨサキ氏は、下落トレンドの終了を確認した後に金とビットコインを追加購入する方針です。
『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者として知られるロバート・キヨサキ氏は、最近の金価格の下落を魅力的な買い場と捉えています。ただし、実際に購入へ踏み切るのは、市場の下落トレンドが終わったことをテクニカル分析で確認してからだとしています。
キヨサキ氏はXへの投稿で、今回の価格調整を「素晴らしいニュース」と表現しました。一方で、価格が下がったという理由だけで資産を購入することはなく、チャートが上昇トレンドへの転換を示すまで待つ姿勢を強調しています。
数日前にも同氏は、金だけでなく銀、ビットコイン、イーサリアムについても同じ投資方針を取っていると説明しました。価格の下落そのものを買いの理由とは考えず、市場が回復に向かう明確なシグナルを確認してから投資判断を行う考えです。
ここ数週間、金価格は大きく変動しています。スポット価格は、今年初めに5,000ドルを上回った後、4,000ドルを下回る水準まで下落しました。市場では、追加利上げへの期待、米ドル高、そしてこれまでの上昇局面で利益を確定する動きが価格に影響を与えています。
経済学者のピーター・シフ氏も、この市場動向についてコメントしています。6月24日、同氏は金価格が4,050ドルを下回り、銀価格も60ドルを割り込んだことを指摘しました。シフ氏によれば、市場は追加利上げを織り込んでいるものの、それが実施されない可能性もあるとしています。仮に利上げが行われたとしても、その規模やタイミングではインフレを抑え込むには不十分であり、インフレ率は金利を上回るペースで上昇すると予想しています。そのため、長期的には金価格の上昇を支える環境が続くとの見方を示しました。
一方、キヨサキ氏は貴金属市場に対して引き続き強気の姿勢を維持しています。金価格が5,000ドルを突破した後、同氏は改めて1オンスあたり27,000ドルという長期目標を示しました。この見通しの背景には、米国の政府債務の拡大、通貨供給量の増加、さらに各国中央銀行による金の買い増しがあり、これらは法定通貨への信頼低下を示す動きだと考えています。
さらにキヨサキ氏は、金価格が将来的に35,000ドルへ到達する可能性にも言及しています。同様に、ビットコインについても非常に前向きな見方を示しており、発行上限が2,100万枚に限定されていることから、世界の金融システムの不安定さに対する有力なヘッジ手段になると考えています。同氏の投資戦略では、金、銀、ビットコイン、イーサリアムを互いに補完し合う資産として位置付けていますが、もし一つだけ選ぶとすれば、ビットコインを選択すると語っています。