ロシア、デジタルルーブルを9月1日に正式導入へ
ロシアは9月1日にデジタルルーブルを導入。主要銀行はすでにシステム接続を完了している。
ロシアは9月1日にデジタルルーブルの運用を開始する。ロシア中央銀行は、国内の主要金融機関が新たな決済システムの導入に向けて準備を完了したことを明らかにした。
ロシア中央銀行の国家決済システム部門責任者であるアラ・バキナ氏によると、試験運用に参加している12の主要銀行はすでにデジタルルーブルのインフラに接続している。導入に向けた準備作業は数か月にわたって進められてきた。
さらに9つの重要銀行が現在システム統合作業の最終段階にある。ただし、一部の金融機関については9月までに完全な導入が間に合わない可能性もあるという。バキナ氏は、これらの銀行の一部が2025年の業績を基に最近になって主要市場参加者として認定されたため、技術面での対応に追加の時間が必要だと説明した。
新たなデジタル通貨は、既存のQRコード決済システム上で運用される。国家決済カードシステム(NSPK)のパベル・ポタニン氏は、デジタルルーブル決済に対応するためのインフラはすでに整備されていると述べた。
この点は特に重要だ。ロシアの統一QR決済ネットワークは全国900万か所以上の加盟店で利用されており、約200の銀行と連携しているためである。
9月の正式導入を前に、ロシア当局はプロジェクトの普及に積極的に取り組んでいる。ロシア財務省のロマン・アルチューヒン氏は、市民に対して新しい形態の通貨を過度に心配する必要はないと呼びかけた。
同氏によれば、公的インフラはすでにデジタルルーブルでの支払い受け入れに対応しており、35,000ルーブル相当の初の取引も成功裏に処理された。この金額自体は大きくないものの、デジタルルーブルのエコシステム発展における重要な節目だと評価している。
デジタルルーブルは、ロシア中央銀行が開発を進める中央銀行デジタル通貨(CBDC)であり、従来のキャッシュレス決済に代わる新たな決済手段として位置付けられている。